初代対戦のいろいろな仕様
初代対戦をするうえで知っておきたい特に重要な仕様をまとめました。
・急所率は素早さ種族値で決まる
初代の急所率の算出式は、
例として、素早さ種族値100のサンダーの場合は、
100/512 で、約19.53% となります。
簡単にした分かりやすい覚え方としては、素早さ種族値を5で割ります。
サンダーなら、100/5で20%です。
カビゴンでも、30/5で6%です。
切り裂くなどの急所に当たりやすい技を使った場合は急所率8倍となります。
ただし、100%とはならず、99.6%が最大値となります。
初代対戦では急所が頻発するので、それも考慮に入れて戦う必要がありますね。
また、技が急所に当たった場合、能力ランク上下、リフレクターや光の壁、火傷を無視してダメージ計算が行われ、一時的にレベル数が2倍で計算されます。
急所に当たったら2倍より少しだけ小さいダメージ、と覚えておくと分かりやすいです。
・自分のタイプと同じ攻撃技を受けた場合、追加効果の状態異常が発生しない
氷タイプのポケモンは吹雪や冷凍ビームで凍りにならない。
これは有名ですが他にも以下のような仕様があります。
ノーマルタイプは圧しかかりで麻痺しない。
炎タイプのポケモンは炎攻撃技を受けても火傷しない。
電気タイプのポケモンは電気攻撃技を受けても麻痺しない。
毒タイプのポケモンは毒攻撃技を受けても毒にならない。
例えば、以下のタイマンではラッキーに麻痺がはいらないので、毒毒からのタマゴうみ連打でラッキー有利です。
50カビゴン 圧しかかり 破壊光線
50ラッキー 毒毒 タマゴうみ
カビゴンは急所頼みとなります。
・命中100の技が外れた?!
命中100の技の命中率は、255/256です。
つまり、約99.6%です。
初代の命中率100%の技はがまんのみです。
・レベル55はレベル50と比べて、どれくらいパワーアップしているのか
まず、レベル55はレベル50と比べて、各能力値が約1.1倍となります。
素早さは分かりやすいと思います。
50では後攻だった相手に先制できるようになったりです。
攻撃面では、まず攻撃と特殊が1.1倍になっていますね。
また、ダメージ計算式中の係数も増加します。
ダメージ計算式
((((攻撃側のレベル数*2/5)+2)*(攻撃側の能力値/防御側の能力値)*技の威力)/50)+2
(※小数点以下切り捨て)
赤字の箇所が、
レベル50では、22
レベル55では、24
よって、24/22、約1.09倍
つまり、攻撃面は、
攻撃or特殊の1.1倍とダメージ係数の1.09倍を掛け算して、約1.2倍となります。
耐久面では、
HPが1.1倍、防御は1.1倍、特殊は1.1倍
よって、
物理耐久はHPと防御を掛け算して、約1.21倍です。
特殊耐久はHPと特殊を掛け算して、約1.21倍です。
・初代独特のタイプ相性がある
虫 ⇒ 毒 効果抜群
毒 ⇒ 虫 効果抜群
氷 ⇒ 炎 等倍
ゴースト ⇒ エスパー 無効
・マヒ状態の時に高速移動を使うと、マヒによる素早さ低下を無効化できる
マヒ状態のポケモンが高速移動を使った場合、高速移動の素早さ2段階上昇効果のみが適用され、マヒによる素早さ低下を無効化します。
この現象は、マヒ状態であるポケモンが高速移動を覚えているなら、どのターンでも利用することができます。
なお、火傷状態のポケモンが剣の舞など攻撃上昇技を使った場合でも、火傷の攻撃力ダウン効果が無効化されます。
・相手が補助技を使用すると、マヒや火傷の能力値低下効果が重ね掛けされる
例えば、55サンダースと50ヤドランが場に出ているとします。
素の状態では55サンダースの方が素早さが高いので先制できます。
お互いに電磁波でマヒを入れ合っても、まだ55サンダース先制。
しかし、50ヤドランがド忘れを使うと、55サンダースにマヒの素早さ低下が重ね掛けされ、50ヤドラン先制となります。
読了、ありがとうございました。